母娘2代、女性スタッフだけのよいバラ作り
佐伯バラ園では、オーナーである佐伯トシ子を筆頭に、女性スタッフだけでバラを生産しています。
日本国内にバラ生産者多しといえども、女性スタッフだけで生産・運営されているバラ園は、他にはなかなかありません。
もちろん、バラを好きな気持ちには男性も女性もありません。
ですが
、芽かぎなど手先の細かい仕事になると、女性の方が丁寧な仕事をしてくれることが多いような気がします。
元々、女性スタッフだけの運営だったのに加え、大学を卒業した娘の景子も加わり、さらにパワーアップしました。
在学中からフラワーデザインの勉強をしていた景子は、花束やフラワーアレンジのデザインも一手に引き受けています。
元々美術が好きだった上に、フラワーデザインの専門教育を受けた景子の作る花束やアレンジは、都会のお花屋さんでもなかなか見かけられないデザインセンスです。
品質だけでなく、ラッピング、アレンジセンスも胸を張ってお客様にお届けしています。
母娘2代、そして女性スタッフだけで続ける よいバラづくり、それはこんなところから始まったのでした…
…こういう理由でしおれないバラ作りを始めました
佐伯バラ園のスタートは、1992年のことです。(切り始めたのは翌年の春から)
佐伯家はもともと農家が家業で、主にキウイ、柿、みかんなどの果樹を生産していました。
果樹農家に嫁いできて、専業主婦をしていた佐伯トシ子が一念発起して始めたのが佐伯バラ園です。
もともと花が大好きだった佐伯トシ子は、家の中に花を生ける機会も多くありました。ところが、せっかく飾った花が、すぐに萎れてしまうのです。
もともと凝り出すと止まらない性格だったトシ子は、花を長持ちさせるためにいろんなことを試しました。毎日の水切りはもちろんのこと、花瓶の中に10円玉を入れる、切り口を焼く・叩くなどなど、一般的にいわれているほとんどのことを試してみました。
その結果、多少は長持ちしたものもありましたが、全体的にはそう大きな効果はありませんでした。
それは、二人の子供たちも順調に学校へ通い始め、子育てにもあまり手がかからなくなった時期でした。
一息ついたときにふと思いつきました。
「いっそのこと自分で切り花用の花を育ててみようかしら…」
ちょうどその頃、このあたりではバラを栽培しているハウスが既にいくつかありました。バラは大好きな花のひとつ、「バラ栽培を始めよう!」 と決心したのです。
「絶対に花が終わるまで萎れないバラを作る!」
そう決意を固め、柿を植えていた果樹園にハウスを建て、バラ作りの第一歩を踏み出したのでした。
こんな苦労もありました
こうしてやる気満々で始めたバラ栽培でしたが、最初から順調に進んだわけではありません。最初の3年間は、花付きが悪く、背も伸びませんでした。
バラは市場へ出荷されるときに、茎の長さで商品価値が左右されます。(「茎が長い」=「生育がよい」ということで、茎が太く長いものは花も大きく、水揚げも良いので花持ちもよくなります。)
同じバラの花でも茎の長さが違うと、値段がまったく違ってきます。
原因も分からず、一人で四苦八苦。 ですが、その頃から、花持ちのよさで評判でした。
そして、三年目のある日、原因は栄養分と水分の不足だということに気づいたのです。
水分も栄養分も与えすぎると花持ちしない、すぐ萎れてしまう弱いバラになってしまいます。 そこにばかり気を取られて栄養分や水分調節をしていたのですが、もう少し多めに与えた方が良かったのです。
それ以来、佐伯バラ園の作るバラは茎も長く、花持ちもよく、元気ぴんぴん、自慢のバラです。 ばらに対するこだわりは 「よいバラが育つまで」のページでも詳しく説明してあります。 こちらもぜひぜひお読みください。
そして、現在では、花保ちだけでなく、農薬の使用量を極力抑える減農薬栽培にも挑戦しています。美しさだけでなく、健康や環境にも配慮したバラを皆様のお手元に届けられるよう、日夜研究に励んでいます。
|